愛犬にカラーリングしたい?でもちょっと待って!

愛犬にカラーリングしたい?でもちょっと待って!

愛犬に可愛い洋服などを着せてオシャレを楽しむことも多い最近のペット事情。そんな中、「カラーリングもしてみたいなぁ」と思う人もいるのでは?でもそれって愛犬にとって本当に必要でしょうか?カラーリングが及ぼす様々な影響について考えてみましょう。


誰にとってのカラーリング?

愛犬に何かをしてあげるとき、それは誰のためにしていますか?例えばトリミングや洋服などは愛犬の皮ふを健康に保ったり寒さから守ったり。そう、全て「愛犬のため」ですよね。でもカラーリングは誰のためになるでしょう?

毛がピンクや水色になっても、犬が「わーい!可愛くなった!」なんて喜ぶことはないでしょう。犬へのカラーリングは「飼い主のため」に行われることと言えます。本来犬に必要のないこと、それも体への負担が大きいカラーリングですが、どうしてもしたい理由はなんでしょうか?

愛犬にカラーリングをすると決める前に、もう一度「愛犬のためになるのかどうか」、そしてメリットデメリットをしっかりと考えてくださいね。

犬の皮ふを知ろう

愛犬にカラーリングを考えている方、犬の皮ふについて少しでもご存知でしょうか?犬の皮ふは人間が思っている以上にトラブルを起こしやすいものです。カラーリングするしないに関わらず、犬を飼う上で重要な知識です。

犬は皮膚病になりやすい

もともと犬は皮膚病になりやすい動物とされています。膿皮症や脱毛症など、またアトピーに悩む飼い主さんも多いですよね。これは遺伝的な原因もありますが、生活している環境によって皮膚病になってしまうこともあります。そのため、「うちの犬は皮ふが丈夫だから大丈夫!」と思っていても、油断は禁物。

もし愛犬の皮ふになんの問題もなければ、カラーリングよりもその健康な皮ふを維持できるケアをしてあげてくださいね!

乾燥と体温の上昇が悪化させる

皮ふや空気が乾燥していたり、またそれらの温度が高くなるとかゆみを悪化させる原因となります。自宅やトリミング先での熱風によるドライヤーにも注意ですが、カラーリングで皮ふの保湿状態が失われてしまうことは、人間に置き換えてみても明らかですよね。

カラーリングのデメリット

実は人間用のカラーリングとほぼ成分が変わらない犬用のカラーリング。飼い主さんでも、自分のカラーリングをするときに「染みるなぁ」と感じたり、カラーリングによる髪のダメージを感じることありませんか?犬も同じです!

発がん性物質が含まれることもある

ヘアマニキュアに含まれている「ジアミン系成分」は国際がん研究センターなどでも注意喚起されており、ジアミン系成分が含まれる酸化染料やタール系色素には発がん性物質が含まれていることで知られています。特にタール系色素といった合成着色料については、アメリカや北欧ではすでに使用禁止。日本ではカラーリング剤の他、化粧品などにも使用可能な成分になっています。

「安全大国」と知られる日本ですが、そういった部分では個人の知識や情報による判断が必要ですね。

呼吸困難にも…アレルギー反応のリスク

先ほどご紹介した「ジアミン系成分」にはさまざまなアレルギー反応を起こしてしまう原因となってしまうことがあります。かぶれや湿疹などはもちろんですが、洗い流す際に発生するアンモニア臭により呼吸困難や意識障害を起こしてしまうことも。

そういった危険性の高いジアミン系染料を使わないサロンもありますが、それでも皮ふへの刺激は多多少なりとも起こるでしょう。「無添加」や「ヘナ」といった言葉に安心しきってしまうのも問題です。そういったアレルギー反応は個体差も大きいことなので、たとえ無添加でも可能性はゼロではありません。「やってみないとわからなない」のです。そんなリスクを持ってまでするカラーリング、やはり賛成はできませんよね。

先ほどご紹介した「ジアミン系成分」にはさまざまなアレルギー反応を起こしてしまう原因となってしまうことがあります。かぶれや湿疹などはもちろんですが、洗い流す際に発生するアンモニア臭により呼吸困難や意識障害を起こしてしまうことも。

そういった危険性の高いジアミン系染料を使わないサロンもありますが、それでも皮ふへの刺激は多多少なりとも起こるでしょう。「無添加」や「ヘナ」といった言葉に安心しきってしまうのも問題です。そういったアレルギー反応は個体差も大きいことなので、たとえ無添加でも可能性はゼロではありません。「やってみないとわからなない」のです。そんなリスクを持ってまでするカラーリング、やはり賛成はできませんよね。

帰宅後に舐めたり、ストレスの原因に

いくらしっかりと洗い流しても、染料のついた毛を舐めてしまうとアレルギー発症のリスクは高まります。また、犬は匂いに非常に敏感なため、カラーリング剤などの匂いにもストレスを感じやすいです。通常のシャンプーでさえ、終わったあとは体をこすりつけたりするくらいですからね。

犬のカラーリング4つの方法

犬へのカラーリングは一般的にご紹介する4種類の方法で行われています。

ヘアカラー

酸化染料により脱色させ、毛の内部まで色を浸透させる方法です。そのため色もちは非常に良いものですが、最もかぶれや湿疹などが起きやすい方法とされています。

ヘアマニキュア

こちらは酸性染毛料のことですが、毛の表面部分にのみ色を付ける感覚です。では体への負担も少ないのでは?いえいえ、そういう訳ではないのです。使われている染料は石油系の成分が多く、色もちを良くするためにベンジルアルコールやエタノールといった犬には避けたい溶剤が使用されます。

ヘナ

安全性が高いと言われている「ヘナ」を使ったカラーリングですが、その理由は植物性由来だから、というだけです。ヘナのみを使用する場合にはオレンジ色に染まります。他の色にするためには他の酸化染料などを混ぜるので皮ふへの危険性は高まります。

カラーリングシャンプー

酸化染料入りのシャンプーを使い続けていくうちに、全身がカラーリングされるものです。このタイプのシャンプーには洗浄力を高める化学成分などが使われていることが多く、特に目や口に入ってしまうと非常に危険です。

犬にカラーリングはメリットがないこと

「犬へのカラーリングのメリット」を調べていくと、「ケガのあとが隠せる」や「カラーリングによって声をかけてもらえ人に慣れた」など、体へのメリットはほぼありません。

カラーリングにはメリット以上のリスクがつく

ケガのあとなどは、その部分も含めて愛してあげればいいこと。むしろそんなデリケートな部分へのカラーリング剤使用はリスクを高めるだけです。人へ慣らすのは、もっと時間をかけてでも行えることです。では、犬の体そのものへのメリットは?ありません。「毛のつやが良くなる」といった面もありますが、それ以上のリスクがあることを忘れないでくださいね。

獣医がカラーリングをすすめる事は無い

もしどうしても愛犬にカラーリングをしたい場合には、まずは獣医師さんへ相談をしましょう。その上で「信頼できる」サロンを探します。しかし、信頼できるサロンや獣医師さんであればカラーリングによる愛犬へのリスクを説明することでしょう。

愛犬のおしゃれにはたくさん方法がある

愛犬も一緒におしゃれを楽しむこと自体はすてきな事。そのためにはリボンを付けたり、洋服を着せたり、そういったカラーリング以外の楽しみ方がたくさんあります。なにより、犬はみんなそのままで十分可愛いです!筆者の愛犬はアトピーがひどく洋服もNGですが、愛犬がかゆみなどのストレスなく、そのままでいてくれることが何より嬉しく感じます。

周りにカラーリングを考えている飼い主さんがいたら、「そのままで可愛い」ことを伝えてあげたいですね。

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