毛玉は「虐待」の証?!もつれる原因と解消法をチェックしよう

毛玉は「虐待」の証?!もつれる原因と解消法をチェックしよう

愛犬のもつれ、放置していませんか?もつれを放っておくと、やがてガッチリとした毛玉へと変化します。そうなるともはやブラッシングだけでは解消できません。だからそうなる前の早めのケアが大事。もつれの原因と解消法を知って、毛玉のない美しい毛並みを目指しましょう。


毛玉って何?どうしてよくないの?

毛玉とは、毛と毛が絡まり合って固まったものです。毛玉になる前の毛の絡まりをもつれと言い、もつれが固まったものを毛玉と言います。

もつれや毛玉がよくないと言われる理由は、もつれや毛玉を解消するときに犬が痛みを感じやすく、お手入れを嫌いになったり、もつれを放置してできた毛玉によって皮膚病などの病気につながったりするからです。

もつれや毛玉がある状態でサロンに通い続けると、ブラシに対してネガティブなイメージを与えてしまいます。いざ自宅でブラッシングをしようと思っても、嫌がって抵抗するようになり、中には怒ってかみつくようになる犬もいます。

そうなるとますます毛玉ができやすくなるので、トリミングサロンでは短くカットするしかありません。可愛いカットスタイルを見つけても、お手入れがネックとなり挑戦できなくなってしまうのです。

犬のもつれは3パターン

もつれ

毛と毛が絡まった状態です。一見もつれているようには見えませんが、毛をかきわけてよく見てみると、部分的に毛が絡まっているのが分かると思います。

ロングヘアの女性で、首の後ろの髪の毛が絡まって痛い思いをしたことはありませんか?人間なら毎日の習慣としてブラシで髪の毛を整えると思います。

それは犬も同じで、毛が長ければ長いほどもつれやすくなり、ブラシを怠るとすぐに毛玉になってしまいます。毛玉を防ぐには、この段階できちんとブラッシングをすることが大切です。

毛玉

絡まった状態のもつれを放置していると、さらに毛が絡まって毛玉を作ります。毛玉になってしまうと、毛玉の段階にもよりますが、ブラシで解消するのは困難です。

皮膚から離れた軽度の毛玉ならブラッシングで解消できる可能性があります。時間はかかりますが、見つけ次第すぐ取るようにしましょう。

皮膚に張り付くようにくっついた毛玉を無理にとろうとすると、赤くなったり、皮膚を傷つけてしまったりするので、プロにお願いしたほうがいいでしょう。

フェルト状のもつれ

もつれ同士がくっつき合ってフェルト上のもつれを作ります。いちばんひどい状態のもつれで、こうなってしまうとブラシが入らず、全身をバリカンで刈るしかありません。

フェルト状になったもつれの下は、湿気がたまりやすく、皮膚病の原因になったり、ノミの温床と化してしまったりします。

犬は痒くても毛玉が邪魔で体を掻くことができないので、寄生虫がどんどん繁殖し、ノミアレルギーを発症したり、感染症を引き起こしたりする可能性もあります。

また、ガッチリと固まった毛玉で動きにくいばかりか、皮膚が引きつれて痛みを感じることもあります。トリミングサロンで毛玉を解消してあげましょう。

どうして毛玉ができるの?

犬の毛は人間と比べると1/3程度しかありません。そのためすぐにもつれやすく、一度絡まってしまった毛をほぐすのは困難です。

毛玉を防ぐために、毛玉ができる原因を知っておきましょう。

水に濡らす

犬の毛は水に濡らして放置するだけで簡単にもつれてしまいます。シャンプーした後に乾かしきれてなかったり、雨の日の散歩でついた水分をそのままにしてしまったりと、色々なパターンがあります。

また、もつれがある状態で洗ってしまうと、毛玉に変化してしまいます。自宅でシャンプーをする際は十分にブラッシングをして、もつれがないことを確認してから洗いましょう。

擦れる

犬の毛は細く柔らかいので、地面との摩擦でもつれることがあります。お尻の毛が長いダックスなどの犬種は、お座りの姿勢で毛玉になることもあります。

地面に体をこすりつけるのがクセになっている犬も要注意です。また、洋服を着せることでもつれることもあります。

掻く

頻繁に体を掻くことで、毛が絡まり合いもつれてしまいます。皮膚病や外耳炎、ノミやダニなどの寄生虫によって発生した痒みで掻くことが多いので、思い当たる病気を早めに治療することが大切です。

じゃれる

これは多頭飼いに多いもつれ方なのですが、犬同士がじゃれることで毛が絡まり、もつれることがあります。とくに耳や尻尾など長く伸ばした部分がもつれやすいです。

ブラッシングをしてない

犬の毛は長ければ長いほどもつれやすくなります。そのため毎日のブラッシングが欠かせません。ただブラッシングをすれば良いというわけではなく、きちんと毛の絡まりを解消できているかがポイントです。

もつれをほどく方法

出来てしまった毛玉をほぐすために自宅でできるブラッシングの方法をご紹介します。
ほぐせる毛玉のポイントはこちらです。

・皮膚から浮いていること

・範囲が広すぎないこと

皮膚にガッチリとくっついた毛玉は、プロにお願いした方がいいでしょう。また、あまりにも範囲が広すぎる毛玉をブラッシングだけで取ろうとするとすごく時間がかかります。無理そうだと思ったらやめておくという判断が必要です。

もつれときに必要な道具

・スリッカーブラシ

くの字状に曲がったハリガネがついた長方形型のブラシです。スリッカーにはハリガネ部分が柔らかいソフトスリッカーとハリガネ部分が硬いハードスリッカーがありますが、飼い主さんが使う場合はソフトスリッカーをおすすめします。

・ハサミ

トリミング用のハサミを使います。できれば刃の部分が短いハサミを使いましょう。カット用のハサミを使ってもいいのですが、固い毛玉を切ったハサミは切れ味が落ちます。毛玉専用に用意しておくといいでしょう。

・コーム

トリミング用のコームを用意しましょう。

スリッカーブラシの基本的な使い方

①スリッカーの柄の部分を人差し指と親指でつまみ、残りの指をそえるようにして持ちます。

②手首を固定し、肘を軸にして回転させるように動かしながらブラッシングします。

このとき、スリッカーの面と皮膚が平行になるよう意識してください。

スリッカーを傾けてしまうと、皮膚にピンがささり、とても痛いです。ブラッシングを始める前に自分の腕で練習しておきましょう。

毛玉をとる手順

①毛玉と皮膚のスキマにハサミを入れ、細かく切り分けます。

このとき、皮膚の面に対してハサミの背が垂直になるように意識してください。もしハサミを傾けてしまうと、皮膚を切ってしまうおそれがあります。慎重に作業しましょう。

②そろえた指の上に細かく分けた毛玉をのせ、スリッカーブラシを使ってブラッシングします。

③コームで毛をとかし、毛玉がほぐれたかを確認します。

このときに引っかかるようなら無理に毛を引っ張らず、もう一度ブラッシングに戻りましょう。

まとめ

定期的にトリミングサロンを利用している飼い主さんの中には、愛犬にもつれや毛玉ができていることに気がつかない人もいるかもしれません。

毛玉を解消するのは想像以上に大変です。サロンまかせにしてしまうと、知らないうちに愛犬に痛い思いをさせてしまったり、高い毛玉代を払った上に希望のスタイルにならなかったりと、飼い主さんにとってのデメリットがたくさんあります。

また、トリマーへの負担も大きく、良い関係を築いていく上で障害となる可能性もあります。そのため、普段から自宅でのブラッシングを習慣化し、もつれがない状態を保つことが大切だと言えるでしょう。

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