ハムスターを車で移動させるときの注意点は? 安心してお出掛けするために

ハムスターを車で移動させるときの注意点は? 安心してお出掛けするために


ハムスターを車で移動させるときの注意点

近場の旅行や帰省などのお出掛けでハムスターを車に乗せるときは、移動用の小さいキャリーの利用をおすすめします。近年では、ハムスター専用のキャリーの他、小動物用のプラケースなど多くの種類が販売されています。ハムスターは乗り物などの振動を嫌うので、なるべく少ない揺れで済むよう配慮をしましょう。

キャリーは床材を多めに敷き、タオルやクッションを敷いたダンボールなどに入れると車の揺れを軽減できます。キャリーは膝の上に置くか、シートベルトで固定したり足元に置いたりするとブレーキを掛けたときに倒れることがありません。路線バスやタクシーでは、ハムスターなどのペットを小さいキャリーに入れれば同乗できます。ハムスターが外の景色を怖がらないようキャリーはバッグに入れて移動し、周囲への配慮も忘れないようにしましょう。

キャリーの中には床材の他、餌や巣箱、トイレ用品(必要な場合)を入れてあげます。車の揺れで水がこぼれることもあるため、移動中は水の容器を設置しない方がよいかもしれません。移動の際は休憩時に水を与えるか、水分の多い野菜を多めに入れるようにしましょう。餌入れは割れやすい陶器製ではなく、プラスチックやシリコンなどのケースをおすすめします。雑穀やペレットなど、ハムスターが普段食べている好物を入れてあげてください。

また、回し車などのおもちゃは怪我の原因にもなるので、車での移動中は外しておきます。なお、ハムスターがキャリーの外に出ると車内の隙間や車外に逃げてしまう心配があるため、休憩時は特に気をつけましょう。

ハムスターを移動する際は、温度や湿度の管理も大切なポイントです。ハムスターの種類にもよりますが、元々は砂漠に生息している動物のため湿気や寒さを嫌います。ハムスターが心地よいと感じる環境は、温度が20~26度程、湿度は40~60%になります。キャリーには温湿度計を設置し、移動中もチェックをしてくださいね。夏場は直射日光を避け、短時間でも車内に置くことは止めましょう。エアコンの風は直接当てないようにして、冬場には使い捨てカイロなどをキャリーの外側から保温して適温を保ちます。

ハムスターは乗り物酔いする?

ハムスターは乗り物酔いをしないという話も多く聞かれますが、個体差があるため乗り物が苦手なハムスターもいます。通常、私たちは目で見る景色などの情報から位置関係を把握し、平衡感覚を司る「内耳(ないじ)」で体のバランスを保ちながら生活しています。しかし、車などに乗ったときの縦や横、上下からくる振動や、景色の動きの早さなどの過剰な情報を脳が受け取ると、自律神経に異常が起こり気持ち悪さや吐き気などの症状を引き起こすことがあります。

乗り物酔いは医学的には「動揺病」「加速度病」と呼ばれており、症状が出たときは乗り物から降りてしばらく休めばほとんどの場合で改善しますが、中には数日ほど調子が悪くなるケースも見られます。

私たち人間は、乗り物酔いになったときに「気持ち悪い」「頭が痛い」などと意思表示ができますが、ハムスターは症状を伝えることができません。すべてのハムスターが乗り物酔いを起こすとは限りませんが、車で移動する際には時々様子を見てあげましょう。食べ物を吐いていたり、ぐったりしていたりするときには体調が悪いと考えられます。

他にも、ケージをかじる、興奮して走り回る、仰向けで「キーキー」「ギーギー」という声を出すなどの様子が見られたときは、ハムスターがストレスを感じています。自家用車の場合は一旦車を止め、バスやタクシーでは途中下車をするなどしてキャリー内の空気を入れ替え、ゆっくり休ませましょう。反対に、ハムスターが毛繕いをしているのはリラックスしている証拠です。床材や巣箱の中で静かにしているときは、休んでいるので無理に外へ呼び出す必要はありません。

ハムスターを円滑に移動させる方法

ネズミの仲間であるハムスターは夜行性の動物なので、夜になると活発に動き、回し車などのおもちゃで遊んでいる様子を飼い主さんもご存知でしょう。車でお出掛けをする際は、できればハムスターの活動時間帯である夕方から夜間の移動が理想です。夜の外出が無理な場合は、カバーや布などを被せて暗くしてあげるとストレスが軽減できます。時々ハムスターの様子を観察し、体調に変化がないかチェックしましょう。

ただし、ハムスターにとってお出掛けや車の移動は慣れない環境で過ごすことになるので、必要以上に声を掛けたりキャリーを振ったりする行為は避けてくださいね。

また、ハムスターは本来、地面に穴を掘って巣穴を作り、安眠できる寝床や食べ物を備蓄するスペース、排泄をする場所を決めて生活する動物です。飼育されているハムスターは、巣箱を巣穴の代わりにし、中に入って周囲から身を守りながらリラックスして過ごします。お出掛けで車に乗せたり、目的地で車から降りたりするときは、ハムスターが巣箱にいるタイミングに合わせるとストレスが少なく移動できると考えられます。

なお、お出掛け用に新しいキャリーを用意したときには、数日~1週間くらい前からハムスターを慣らしておくことが必要です。新しいキャリーには、予めハムスターの匂いのついた床材や巣箱、トイレなどを入れておくと自分の縄張りであると認識するため、比較的スムーズに利用してくれます。初めはハムスターが落ち着きなく動き回るかもしれませんが、少しずつ滞在する時間を増やして静かに様子を見ましょう。ハムスターは臆病な生き物なので、布を掛けるなどして落ち着くまで気長に待ってあげてくださいね。

まとめ

今回は、ハムスターと車でお出掛けする際の注意点や乗り物酔い、円滑に移動させるポイントについてご紹介しました。車の揺れは最低限に抑え、ハムスターの快適な温度や湿度の他、キャリーの中も配慮しましょう。ハムスターが持つ本来の習性や住む環境などを考え、少しでもストレスを掛けずに移動するのが理想です。ハムスターが乗り物酔いをするときや、新しいキャリーを嫌がるような場合は無理にお出掛けをしないようにしてくださいね。今後も大切な家族と長く楽しく暮らせるように、日頃からハムスターの様子をよく観察してあげましょう。

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この記事のライター