飼い猫が迷子になったらどうする? 具体的な探し方と予防法

飼い猫が迷子になったらどうする? 具体的な探し方と予防法


飼い猫が迷子になる原因

飼っている猫がある日突然いなくなってしまったら、心配でたまらなくなるものです。飼い猫は、どのような理由で迷子になってしまうのでしょうか。

●室内猫の場合

・ドアの隙間からすり抜けてしまった
最近は室内だけで飼っている猫が多いようですが、室内猫の迷子の原因は、人間がドアを開けたときにすり抜けて脱走してしまうのが最も多いようです。普段室内で飼われているので、いったん外に出てしまうと土地勘がなく、迷子になってしまいやすくなります。

・窓からジャンプした
室内飼いの猫でも、窓から外を見て外に興味を持つことがあります。うっかり窓を開けっぱなしにしておくと、窓からジャンプして脱走してしまうのです。窓を開けておくときには、猫が脱走しないように予防しておきましょう。

●室外猫の場合

最近はあまり多くはありませんが、猫を室内も室外も自由に行き来させて飼っている室外猫は、室内猫より迷子のリスクは高いようです。

・交通事故にあった
猫は前に進むのは得意でも、後ずさりするのは苦手です。道路を横切るときに車に遭遇したら、前に進むしかなかったり、びっくりして立ち止まってしまったりします。そうやって交通事故にあったら、家に帰ることもできずに命を落としてしまうのです。

・帰り道が分からなくなった
猫は家に付くといわれていて、帰巣本能があります。でも、何らかの理由で遠くに行き過ぎてしまうと、帰り道が分からなくなることがあります。その理由には、繁殖期にオス猫がメス猫を探して遠くに行き過ぎてしまったり、ケンカで負けて遠くに逃げすぎてしまったりなどがあるようです。

・体調が悪い
猫は体調が悪くなると、人目につかない場所を探して、自分だけで養生する習性があります。体調が悪くなると、どこかに隠れて休んでいることがあるので、飼い主からすると迷子になったようにみえます。

・環境の変化
猫は自分のテリトリーにこだわりがあります。引っ越しをしたり、新しい犬や猫を飼ったり、赤ちゃんが生まれたりなど、環境に変化があると、それに耐えられなくなって逃げてしまうことがあります。

・他の人間に捕まった
外にいる猫は、動物愛護センターや保健所の人間に捕まってしまっていることがあります。それならまだいいのですが、虐待目的で猫を捕まえる人間もいるので、危険はいっぱいです。

迷子になった場合の捜索手順

●迷子になった場所の近くを探す

・家の中を探す
室内猫も室外猫もいなくなったと思ったら、家の中で隠れているだけの場合があります。家具の裏や下、ベッドの中や下、タンスなどの収納家具の中、押し入れの中や地下室など、猫が隠れることができそうな場所を探してみましょう。

・いなくなった場所に近いところから重点的に探していく
迷子になった猫は、むやみに遠くには行かないものです。近くで見つかることが多いです。まずはいなくなった場所から半径50m以内のところを重点的に探していきましょう。それでも見つからないのなら、少しずつ捜索範囲を広げていきます。

●探す場所

猫は、居心地のいい場所を好みます。夏場は涼しい場所を、冬は暖かい場所を探すと、見つけやすいでしょう。猫の好きやおもちゃやエサなどを持って探すと、見つかったときに捕獲しやすいです。また、庭の木の陰や植え込みの中、下水溝やフェンスの隙間など、人目につかない影になっているような場所に隠れていることもあるので、そういった場所も探してみましょう。

●ひょっこり帰ってくることもある

いくら探しても見つからないからといって、あきらめることはありません。さんざん探して見つからなかったのに、何日かしてから、泥んこになってひょっこり帰ってくることもあります。また、近くを歩いていたらふいに「にゃぁぁ」と鳴きながら出てくることもあります。

●関連機関に連絡する

・動物愛護センターや保健所
善意の人が猫を捕まえた場合、保健所や動物愛護センターに連れていくことがあります。また、首輪がついていない室外猫などは、野良猫扱いされて保健所や動物愛護センターの職員に捕獲されていることもあります。問い合わせてみましょう。

・動物病院
猫が交通事故や動物虐待にあって、動物病院に連れていかれていることがあります。問い合わせてみましょう。

・警察署
猫を捕まえた人が、保健所や動物愛護センターではなく、警察署に届けていることがあります。問い合わせてみましょう。

●インターネットで情報収集する

関係機関のホームページをチェックするほか、迷い猫の掲示板などを検索したりなどして、情報収集してみましょう。

●探偵に依頼

迷い猫や迷い犬など、迷子になったペットを探してくれるペット探偵という業者がいます。もちろん料金はかかりますが、選択肢のひとつです。

●チラシやポスターを作って配ったり貼ったりする

・チラシを作る
猫の特徴が分かりやすい大きめで鮮明な写真があると、一番いいでしょう。写真を提示して、猫の種類や性別、不妊手術の有無、猫の名前や特徴なども明記しておきましょう。また、謝礼も提示しておくと、猫の発見率が高くなります。このとき、「猫が見つかった場合は」と謝礼の条件をはっきり書いておいたほうがトラブルを避けられます。

・チラシを貼る
コンビニや動物病院など、不特定多数の人が見る可能性の高い場所に貼りましょう。

・近所の家を訪問して配る
近所の家を個別に訪問して配ると、意外に近くの家で見つかったり、目撃情報を得られたりすることがあります。

・ポスティングする
地域に住んでいる人の家の郵便受けに入れていくと、迷い込んできた猫をそのまま飼ってしまっている人などが、名乗り出てくれることもあります。

迷子にならないための予防法

●首輪をつけておく

室外猫の場合は首輪をつけて迷子札をつけておくと、ひと目で飼い猫だと分かるので、人間に捕獲されにくくなります。そして、迷子になりにくくなるわけではないものの、発見されて飼い主に連絡が来る確率が高くなります。

●マイクロチップをつける

猫の体内にマイクロチップを埋め込むことで、迷子になっても探しやすくなります。直径約2mm、長さ約12mmのICチップで、動物病院などで取り扱っています。「猫の体内に埋め込みなんて」と驚かれる方もいるかもしれませんが、生体には無害な素材で、副作用もほとんどありません。

マイクロチップには、IDナンバーや埋め込んだ日時、飼い主の情報(住所や電話番号など)、避妊手術の有無や名前など、さまざまな情報を登録できます。そして、迷子になったときに身分証明のほかに、海外旅行に連れていきたいときのパスポートになったり、捨て猫を減らす抑止力になったり、猫の体温を測る機能がついていたりする役目もあります。

●室内猫の場合

・窓を開けすぎない
窓からジャンプして脱走することがあるので、窓は開けすぎないようにしましょう。

・ベランダに出さない
ベランダからジャンプして脱走することもありまする

・脱走予防措置をする
猫をドアに近づけないように、猫用のペットゲートを使うことも効果的です。

●室外猫の場合

できれば、室内飼いにすることをおすすめします。放し飼いの猫は、室内猫より平均寿命が5年短いといわれているように、外は猫にとって危険でいっぱいです。

まとめ

大切な愛猫が迷子になってしまうリスクを、全くなくすのは難しいかもしれませんが、予防措置をできるだけして、可能性を最小限にすることはできます。いなくなってしまってからでは遅いこともあります。できるだけ危険のないよう、ずっと大切に飼いたいものです。

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