猫にも服を着せた方がいいの? メリットとデメリット

猫にも服を着せた方がいいの? メリットとデメリット


猫服が注目されている

最近、自分の猫に服を着せる愛猫家が増えています。ペットショップだけでなく、ネット通販などでもさまざまな種類の猫服を買うことができます。機能性を重視したシンプルなものから、レースのついた可愛らしいもの、またセーラー服やスーパーマンのようなコスプレ服も売っています。自分の猫に似合うデザインを楽しく選ぶことができ、ペアルックを楽しんでいる飼い主さんもいるようです。

かぶりものの種類も増えており、他の動物に返信できる帽子やイチゴやスイカなどのフルーツ型のもの、トナカイや鬼などの季節ものも人気があります。既成品を買うだけでなく、自分でも手作りしたいという飼い主さんたちのために、猫服の作り方を詳しく解説した本や、タダでダウンロードできる型紙を揃えたサイトなど、いろいろなサービスが出てきています。

この記事では、猫に服を着せるメリットやデメリット、猫のコスチュームを簡単に手作りする方法をご紹介していきます。

服を着せるメリットとデメリット


まずメリットとして挙げられるのは、皮膚を守ることができる点です。何らかの皮膚疾患を発症していると、必ずといっていいほど獣医さんにエリザベスカラーをつけられます。これは、ケガをしている部分や手術後でただれている部分を猫が舐めたり引っ掻いたりして、細菌感染を起こすのを防ぐ目的で使われています。しかし、エリザベスカラーは猫にストレスを与えてしまいますし、顔の周りに大きく張り出しているので、あちこちにぶつけてしまい動きにくくなってしまいます。そこで、カラーの代わりに通気性のよい服を着せれば、傷を守ることができ、こまめに交換すれば衛生面でも安心です。

皮膚疾患によるかゆみで猫が皮膚を舐めたり、爪でかいたりしてしまう場合には、服を着せて肌を守ったほうがよいでしょう。猫の舌は表面がザラザラしており、その舌で傷ついた皮膚を舐めると、不衛生なだけでなく皮膚病を刺激して症状が悪化する原因になります。また、鋭い爪で引っ掻いてしまうと治りも遅くなってしまいます。

また、アトピー性皮膚炎を持っている猫のための服も販売されています。あえて縫い目を外側に出すことで皮膚との摩擦を防ぐようになっているものもあります。アトピーで肌が乾燥している場合は、服を着せることにより肌が守られるだけでなく、肌表面の水分蒸発を防ぐことで、乾燥を予防する効果があるすぐれものです。

さらに、スフィンクスのように体が細かい短い産毛で覆われている猫は、体を守る役割の毛が少ないので、夏の強い紫外線や冬の厳しい寒さには弱いです。基本的にはこのような種類の猫は、室内飼育が前提ですが、どうしても外に連れ出さなければいけないときに、服を着せて体を守ってあげましょう。冬場の寒い時期に服を着せれば、寒さ対策になります。こたつや暖房をつけっぱなしにして外出することに抵抗のある方には、とても便利です。また、体温調節が上手にできない高齢の猫にもうってつけです。

ただし、自由が好きな猫にとっては、服を着せられることが大きなストレスになってしまう場合もあります。猫は自分で毛を舐めてグルーミングをすることで、汚れを取ったり、体温調節をしたりします。グルーミングにはリラックス効果もあるといわれており、猫にとっては大切な行動です。服を着せることでそれができなくなってしまうので、ストレスを与えている可能性があります。グルーミングによる体温調節ができなくなることで、春夏は特に暑く感じてしまうことでしょう。

また、猫が活発に家を駆け回っているときに服がどこかに引っかかってしまえば、骨折など思わぬケガに繋がることも考えられます。嫌がって服をかじったりやぶったりすると、布の一部やボタンなどを飲み込んでしまう危険性もあります。

さらに、服を日常的に着せていると、体の状態を飼い主さんがチェックすることができません。皮膚炎を発症していたり、毛並みが乱れていたりしても気づかないので、病気の早期発見がしづらくなるデメリットがあります。

服を着せたときの違和感に対する反応は、猫よって異なります。体に何かがついていることに意識がいき、服を脱ぐことに集中する猫もいれば、服を着せると動かなくなる猫もいます。普段は活動的な猫が、服を着せるとトイレ以外ほとんど動かなくなってしまった、という例もあるようです。このような場合は、ケガが治って服を脱がせると以前の活発さが戻るので、心配しすぎなくても大丈夫です。

ただし、上述のように正しく使えば、皮膚トラブルが悪化を防止できるなど便利な点もあるので、自分の猫にあった生地やデザインを選ぶようにしましょう。服を着せられることを嫌がらない様子であれば、ペットショップで買ったり、これからご紹介するように自宅で作ったりしてみてはいかがでしょうか?

猫の服を手作りする方法

猫の服は、誰でも手軽に作ることができます。以下にご紹介する作り方を参考に、動きやすいオリジナルの服を作ってあげてください。型紙を使った本格的な洋服もありますが、ここでは簡単な作り方をご紹介します。

猫用服におすすめなのは伸縮性のある素材です。例えば、包帯やレッグウォーマー、靴下などは安く手に入ります。中でもレッグウォーマーは、4つの穴をあけるだけで完成するので非常に簡単です。夏場は通気性を考えて、薄手の素材を使うようにしましょう。

猫用の服を作る上で気をつけたいポイントのひとつは、飾りをつけないことです。猫が誤って外して飲み込んでしまう危険があるためです。また、前足や後ろ足が抜けてしまいパニックを起こし暴れて事故を起こしてしまう可能性もあります。服をひっかけて首が締まったり骨折を起こしたりしないよう、前後どちらかが脱げても危険がない作りにしましょう。また、着替えがスムーズに済むように着脱が簡単になるように工夫することも大切です。

まとめ

この記事では、近年人気の猫服のメリットやデメリット、自宅で猫服を手作りする方法をご紹介しました。ファッション目的以外でも、猫を皮膚トラブルや寒さなどから守るために服を着せる必要が出てくる場合があります。そのときにできるだけ猫にストレスを与えないよう、ここでご説明した内容を参考に、自分の猫にぴったりな服を選んであげてください。

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この記事のライター